犬を用いた教育支援の理論と実践ワークショップ 開催レポート
今夏開催したワークショップ(3日間)のレポート
ヒトと動物の関係に関する教育研究センターでは、8月3日、10日(場所:麻布大学)、23日(場所:専門学校ビジョナリーアーツ)の3日間で、犬を用いた教育支援の理論と実践ワークショップを開催しました。
3日間の開催のなかで、参加はのべ60名で、教育関係者、動物関係者、犬の飼い主など様々な分野の方々が参加されました。人と動物の関係学、動物愛護管理法、犬の能力、人獣共通感染症、活動のリスクマネージメント、小学校における動物の役割、光が丘小学校での取り組み、犬を用いた教育支援の理論と実践について14のテーマについて9名の講師により講演を行いました。
8月3日、ワークショップのスタートをかざったのは太田光明教授による「人と動物の関係学」で幅広い観点からお話から始まり、なぜ「犬」なのかという答えが見えてきた内容でした。
環境省動物愛護管理室 松岡隆介先生による動物愛護管理法に関するお話を頂きました。動物を飼養する場合基本となる法律、動物愛護管理法について、マイクロチップの普及の重要性(阪神淡路大震災の際、多くのペットが被災したことを受けて、兵庫ではその重要性の認識が深まり普及した)、ペットフード安全性法について、犬に関わる大切な法律が紹介されました。
スタディ・ドッグ・スクール®代表である鹿野正顕先生による犬の能力に関するお話では、「犬は遊びを通じて人と楽しみを共有するのが好きである」と述べ、犬たちのデモンストレーションを交えて犬の能力を体感し、飼い主がその能力をどのように活かしていくかをお話し頂きました。
スタディ・ドッグ・スクール®講師長谷川成志先生は、人と犬とのコミュニ ケーションをテーマに、犬のトレーニングは人とのコミュニケーションであり、補助犬など人のサポートをする犬は何も特別な犬ではないということを述 べました。(専門学校ビジョナリーアーツ会場・8月23日)
麻布大学介在動物学研究室講師の大谷伸代先生からは、獣医師の観点から「動物からうつる病気とその対策」について講義がありました。ペットを飼養する場合、また、ペットを教育現場へ導入する場合にも、犬から人、人から犬へ移る病気・人獣共通感染症について知っておく必要があります。犬を教育現場へ導入する場合のリスクマネージメントとして、正しい知識を持ち、基本的な予防対策を施せば、病気を回避することができます。
当センターの伊澤からは活動のリスクマネージメント、動物がもたらす子どもへの効果、研究結果をふまえた上での犬を用いた教育支援の実践について発表しました。実施していく上で、地域や関係者との連携が必要であることを熱弁しました!
教育現場での動物の役割として、元相模原市立富士見小校長矢野先生からは、自然体験の欠如が子どもたちの心身の発達に影響していると述べ、身近な動物としての犬が教育現場へ参加することは非常に有用性が高いと報告されました。「小学校における動物の役割」
光が丘小学校の宮内裕之教頭は、麻布大学介在動物学研究室との共同研究の事例を発表し、肢体不自由学級の児童への犬の効果や1年生の生活科の取り組み、全校児童のウォーキングタイムへの犬の参加とその効果についてお話し頂きました。
講演後に設けたディスカッションでは、まず、各々の立場から取り組むべき課題を確認し、犬を用いた教育支援を行うためには、地域の"ちから"を必要とするため、各分野の専門家と連携をとりながら進めていくことが今後の発展につながる、と締めくくりワークショップを閉会しました。
また、閉会後の懇親会では、連日参加された方たちのほとんどが参加し、講師や他の参加者と交流し、盛り上がりました。今後の犬を用いた教育支援ネットワークを広げる良い機会となったことと感じました。
犬を用いた教育支援の実践 デモンストレーションの様子(8月10日)

矢野英明先生(8月10日)

光が丘小学校の宮内裕之教頭(8月10日)

パネルディスカッションの様子(8月10日)

懇親会の様子(8月10日)
1日を通したワークショップを終え、お酒も食事もおいしく頂きました

ヒトと動物の関係に関する教育研究センターでは、8月3日、10日(場所:麻布大学)、23日(場所:専門学校ビジョナリーアーツ)の3日間で、犬を用いた教育支援の理論と実践ワークショップを開催しました。
3日間の開催のなかで、参加はのべ60名で、教育関係者、動物関係者、犬の飼い主など様々な分野の方々が参加されました。人と動物の関係学、動物愛護管理法、犬の能力、人獣共通感染症、活動のリスクマネージメント、小学校における動物の役割、光が丘小学校での取り組み、犬を用いた教育支援の理論と実践について14のテーマについて9名の講師により講演を行いました。
8月3日、ワークショップのスタートをかざったのは太田光明教授による「人と動物の関係学」で幅広い観点からお話から始まり、なぜ「犬」なのかという答えが見えてきた内容でした。
環境省動物愛護管理室 松岡隆介先生による動物愛護管理法に関するお話を頂きました。動物を飼養する場合基本となる法律、動物愛護管理法について、マイクロチップの普及の重要性(阪神淡路大震災の際、多くのペットが被災したことを受けて、兵庫ではその重要性の認識が深まり普及した)、ペットフード安全性法について、犬に関わる大切な法律が紹介されました。
スタディ・ドッグ・スクール®代表である鹿野正顕先生による犬の能力に関するお話では、「犬は遊びを通じて人と楽しみを共有するのが好きである」と述べ、犬たちのデモンストレーションを交えて犬の能力を体感し、飼い主がその能力をどのように活かしていくかをお話し頂きました。
スタディ・ドッグ・スクール®講師長谷川成志先生は、人と犬とのコミュニ ケーションをテーマに、犬のトレーニングは人とのコミュニケーションであり、補助犬など人のサポートをする犬は何も特別な犬ではないということを述 べました。(専門学校ビジョナリーアーツ会場・8月23日)
麻布大学介在動物学研究室講師の大谷伸代先生からは、獣医師の観点から「動物からうつる病気とその対策」について講義がありました。ペットを飼養する場合、また、ペットを教育現場へ導入する場合にも、犬から人、人から犬へ移る病気・人獣共通感染症について知っておく必要があります。犬を教育現場へ導入する場合のリスクマネージメントとして、正しい知識を持ち、基本的な予防対策を施せば、病気を回避することができます。
当センターの伊澤からは活動のリスクマネージメント、動物がもたらす子どもへの効果、研究結果をふまえた上での犬を用いた教育支援の実践について発表しました。実施していく上で、地域や関係者との連携が必要であることを熱弁しました!
教育現場での動物の役割として、元相模原市立富士見小校長矢野先生からは、自然体験の欠如が子どもたちの心身の発達に影響していると述べ、身近な動物としての犬が教育現場へ参加することは非常に有用性が高いと報告されました。「小学校における動物の役割」
光が丘小学校の宮内裕之教頭は、麻布大学介在動物学研究室との共同研究の事例を発表し、肢体不自由学級の児童への犬の効果や1年生の生活科の取り組み、全校児童のウォーキングタイムへの犬の参加とその効果についてお話し頂きました。
講演後に設けたディスカッションでは、まず、各々の立場から取り組むべき課題を確認し、犬を用いた教育支援を行うためには、地域の"ちから"を必要とするため、各分野の専門家と連携をとりながら進めていくことが今後の発展につながる、と締めくくりワークショップを閉会しました。
また、閉会後の懇親会では、連日参加された方たちのほとんどが参加し、講師や他の参加者と交流し、盛り上がりました。今後の犬を用いた教育支援ネットワークを広げる良い機会となったことと感じました。
(ワークショップコーディネーター 伊澤都)
犬を用いた教育支援の実践 デモンストレーションの様子(8月10日)
矢野英明先生(8月10日)
光が丘小学校の宮内裕之教頭(8月10日)
パネルディスカッションの様子(8月10日)
懇親会の様子(8月10日)
1日を通したワークショップを終え、お酒も食事もおいしく頂きました
