ERCAZ活動について紹介

麻布大学動物介在介入教育プログラム(Azabu AAI Educational Program)

2011年4月27日 Posted in AAI教育プログラム

麻布大学動物介在介入教育プログラムとは

ヒトと動物のより良い関係を築くための動物介在介入(AAI)専門家を養成する
動物介在療法・活動・教育に関する継続的教育プログラム

動物介在介入(Animal-assisted intervention)とは、動物介在療法/活動/教育(AAT/AAA/AAE)の総称で、James A. Serpell博士(ペンシルバニア大学)らによって初めて使われました。動物介在介入に関する継続的な教育プログラムは、1999年にDennis C. Turner博士(IEAP,スイス)によって、教育、医療、福祉、獣医分野における経験や専門性をもった人が、動物介在介入を実施するために必要な知識と技術を身につけるために開発したプログラムです。

麻布大学動物介在介入教育プログラム(Azabu AAI Educational Program)は、2002年より麻布大学大学院修士課程の学生を対象に実施してきた実績をもとに日本の実情に合わせ改編され、動物介在療法に関する国際学会、ISAAT(International Society for Animal-Assisted Therapy)の国際基準に完全に合致したプログラムです。修了者に授与される修了証(Certificate of Completion)は、わが国のみならず国際的に通用するライセンスとなっています。

プログラム概要

1. 実施期間 1コース2年間
2. 内容 講義(225時間):人と動物の関係学、心理学、行動学、動物心理学、AAIに用いる動物と人の衛生学、AAIに用いる動物の倫理と適切なケア、AAIの評価方法など
実習(40時間):療法的乗馬実習、動物介在教育実習、及びファイナルレポート(80時間)作成
認定試験:プログラム開発者・Dennis C. Turner博士による口答試問
3. 実施場所 講義: e-ラーニング(自宅学習)及び麻布大学講義室
実習:国内の小学校、病院、養護施設、障害者施設、動物園、水族館、アメリカ合衆国のGreen Chimneys、少年院、女性刑務所他(希望者)
※e-ラーニング...パソコンとインターネットを利用した学習システムです。教室で行う学習を行う場合と比べて、遠隔地の方でも自宅で学習することが可能です。
4. 受講対象 教育、医療、福祉、獣医分野における専門家、及び大学院相当の学生。これらの専門分野に従事し、産業動物、コンパニオンアニマルなどを現場で用いることに興味がある者
(教師、養護学校教師、精神科医、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、心理学者、看護師、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、保育士、獣医師として、 また、社会諸機関や公共医療サービス機関で働く者、及び上記分野を学ぶ大学院相当の学生)
尚、International Society for Animal-Assisted Therapyのスタンダードに基づき、これら以外の者(若干名)も受講できる
5. 募集定員 20人

講師

Dennis C. Turner IEAP所長, 麻布大学客員教授, Switzerland
James A. Serpell Professor, Dept. of Clinical Studies, Faculty of Veterinary Medicine; Director, Center for the Interaction of Animals & Society, University of Pennsylvania, USA
Lynette A. Hart Professor, Dept. of Population Health & Reproduction; Director, UC Center for Animal Alternatives, University of California, USA
Benjamin L. Hart Emeritus, University of California, USA
Ann R. Howie Human Animal Solutions, USA
Gail F. Melson Professor, Dept. of Child Development and Family Studies, Purdue University, USA
Cindy C. Wilson Professor, Dept. of Family Medicine, Uniformed Services University of the Health Science, USA
Erhard Olbrich Emeritus, University of Erlangen-Nuernberg, Germany
太田光明 麻布大学獣医学部 教授
岩橋和彦 麻布大学環境保健学部 教授
大谷伸代 麻布大学獣医学部 講師

AAI教育プログラムよくあるお問い合わせ(Q&A) 

2011年4月27日 Posted in AAI教育プログラム

Q: コース募集はいつあるのでしょうか?

A: コースは毎年開催されます。募集は5月頃に予定しており、ヒトと動物の関係に関する教育研究センターホームページ(http://www.ercaz.jp/)等でお知らせします。
本プログラムの責任者であるデニス・ターナー博士による講義は、毎年秋頃に予定されています。

Q: 講義参加は必須ですか?欠席した場合はどうすればよいでしょうか?

A: 講義は、基本的にeラーニングで行われます。パソコンとインターネット環境があれば、自宅で好きな時間に学習することができます。公開講義欠席の場合にはeラーニングをご利用ください。参加者も復習に利用することができます。
また、デニス・ターナー博士の講義は、本プログラムの中心であり重要な内容となっています(eラーニング対応可能)。最終レポート(ファイナルレポート)を書くためのディスカッション(面談)は必須となります。

Q: eラーニングは、すべての科目が対象ですか?

A: 実習以外すべての科目が対象になりますが、理解力については随時試験を行います。

Q: 実習は参加必須ですか?

A: 本プログラムでの実習は40時間が必須となります。本学での開催となり、遠方から受講する方には大変と思いますが、なるべく多くご参加ください。どうしても全て参加できないという場合には、申し出てください。随時対応致します。

Q: 海外施設の実習には参加必須ですか?

A: 海外の施設での実習は、基本的に希望者からの申し出があった場合に開催します(必須科目ではありません)。期間は、施設によって異なり、短期間の見学訪問のみから、3か月間程度のインターンシップ制度への参加もあります。

Q: 講義のスタイルはどのようなものでしょうか?

A: 本学で開催する講義は、主にスライドを使用した講義となります。また講義の中には海外講師によるものがあり、ディスカッションの場面では、一方通行ではないスタイルになると思います。
eラーニング学習を含め、講義に関するご質問には随時対応いたします。

Q: 英語の読解力・ヒアリング能力はどの程度必要ですか?

A: 最低限の日常会話力があれば十分です。英語力に不安がある方も、事前にテキストを配布しますので、予習によって講義内容の聞き取りがある程度可能になると思います。また、この分野の最新の情報を得るための論文は英語であることから英語論文の読解力は必要になります。

Q: 英語の講義に通訳はつかないのですか?

A: 海外の講師による講義は、スライド・テキストを含めすべて英語となります。限られた時間数であることや通訳の経費がかかるため、講義中の通訳は行いません。

Q: ファイナルレポートとは?

A: ファイナルレポートは、コースの中の講義と実習の成果をもとに、2年間でまとめる最終のレポートです。デニス・ターナー博士とテーマについて議論(面談)をしながら進めていきます。テーマは基本的にご自分の専門職業(現場)におけるヒトと動物の関係に関するものを選ぶことが多いです(おすすめします)。最終的に英語で書くことが必要となります。

Q: ファイナルレポートはいつ提出するのですか?

A: 毎年4月に開催されるISAATのミーティングの中で審査が行われ、コース修了認定が決定されます。できればコース修了の年の2月頃には終えて、3月には完成版を提出することが望ましいです。どうしても完成できなかった場合には、2年間の猶予がありますので、ご連絡ください。

Q: 認定証はいつもらえますか?

A: 認定は、講義・実習の単位をすべて取得し、デニス・ターナー博士とディスカッションの後、ファイナルレポートを完成・提出することが条件となります。ISAATで受理された後、修了証が発行されます。4月~5月中にお渡しすることになると思います。

Q: eラーニング受講期間中に履修できませんでした

A: eラーニングの公開期間は1科目3か月間と期限を設けています。サーバーに負担がかかってしまうため、長期間の配信ができませんので、期間内に終了するようお願い致します。やむ終えない場合には、申し出てください。

(2011.10更新)