2008年11月アーカイブ

猫の研究

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気温がぐっと下がり紅葉が深まり落葉。もう11月最終週です。
朝夕の気温はとても寒いので外ではマフラーと手袋でグルグル巻きにして防寒対策しています。人間の体温調節は結構大変です。。。その点、動物は換毛によって暖かな毛皮のコートを纏い、体温調節できるからいいですよね。

cat3.JPGのサムネール画像日中暖かな日は、日差しが入ってくるのでポカポカな部屋では暖房も要らないくらいです。そんな外は寒い季節でも、猫は部屋の中で丸くなって寝てます。日差しの当たる場所でひなたぼっこ。なんて幸せなんだ~・・とそんな生活にも憧れもしますが、猫の寝姿を見ているだけで幸せな気分になり癒されます。

研究室では猫の研究をしている学生はただ今ゼロですが、今後猫の研究をしていこうというO教授の意向があり5匹の猫を所有しています(伴侶猫として長く飼育されている猫さんもいます)。

猫と人の関係に関する研究ではDennis C Turner博士が有名ですが、猫と人の関係はギブアンドテイクであること、
また、飼い主が落ち込んでいるとき、猫は飼い主の近くにいてくれる、などの研究結果を出しています。(Turner DC 1991 The ethology of the human-cat relationship. Schweiz Arch Tierheilkd.  133, 63-70)

猫が人に与える良い効果について、多くの研究はありません。猫が好きな人には、猫がただそこにいるだけでも十分効果があるようにも思えます。動物介在療法・活動・教育などで、動物を学校や老人ホームなどの施設へ連れて行く活動が徐々に広がっていく中で、さまざまな人に対するそれぞれの動物の効果を検証することが必要でしょう。

窓から外を観察している猫。この時期は興味の対象は紅葉した葉っぱというところでしょうか。座った猫の背中は哀愁があって、秋をおもふ・・というかんじに見えませんか?


cat-1.jpgのサムネール画像

先日お知らせしたCD「dogdays―キミとのやさしい時間―」について日経トレンディネットの取材があり、11月19日に記事が掲載されました。

記事
日経トレンディネット
一緒に聞けば、愛犬も飼い主もリラックス! 語りかけCD「dogdays」の効果とは?


イルカの研究

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shimodadolphin-1.jpg

研究室では犬や馬の研究の他にイルカの研究も行っています。 犬や馬は大学構内に実際にいるので、毎日の飼育管理していくなかで研究を行うことができます。動物を知るためには毎日接するというのは 必要不可欠と思います。しかし、イルカを構内で飼うというわけにはなかなかいかないので・・・(大変魅力的ではありますが)。現在、イルカの研究の場合は学外の施設に協力をお願いして実施するスタイル。 メインでのイルカ研究地は、下田海中水族館です。

ここには、以前研究室で面倒をみていたバンドウイルカ2頭がいて、今ではショーや触れ合いプログラムなどでばりばりと活躍しています。 今年7月には、ここで実施されているイルカの触れ合いプログラムにおける調査のために子どもたちを連れて行きました(上写真)。子どもがイルカと触れ合ったときの心理変化などを調べています。

イルカをテーマとした研究は、「イルカが人にどのような効果をもたらすのか、また、イルカの何がよいか」について解明すべく取り組んでいます。 特に注目しているものが、彼らが発する音(ホイッスル)。 イルカの音声には二つの音があり、物体検知を行う(エコーロケーション)ためのクリックス、イルカ同士の会話に用いられているといわれるホイッ スルです。 私たちの興味は、後者のホイッスルのほうです。イルカは人がそばにやって来ると頻繁に音を出すものもいて、何を言っているのかとても気にな るのですが、、イルカは人間に向けてもこの会話音発しているのでは!と考えています。まだ確実な証拠はありません。残念ながら。

その動物を理解するためには、他の動物と比較して何が違う(特別)かを知ることが重要ですが、イルカはよく鳴き、その種類は豊富であるこ とが特徴だと思います。イルカから得る良い効果、これを考えてみると、イルカと一緒に泳いでみるとよくわかると思います。彼らの発する音を聞 くと、脳に響くような音(高音)です。これはいい刺激かもしれません。

また、海で泳いでいると、視界は水だけで何も見えない聞こえない体験をすることがあるのですが、海で泳ぐのが好きな私でも一瞬恐怖を感 じます。そんなときイルカのピュイピュイという音が遠くで聞こえたり、カチカチ・・という音が徐々に聞こえてくると、近くに来たなと分かって、一人じ ゃないと安心したことがあります。イルカと向き合うときにはこの鳴き声(鳴音)は重要な意味があると感じます。

イルカのいる海へ出かけるのはなかなか大変です。比較的近場な下田の水族館でもやはり時間はかかるので、調査に行く学生さん、次の日の始発電車で間に合わないのでと、大学に泊まり込みして出かけていました。頑張ってね!