2008年10月アーカイブ

Dennis C. Turner博士の来日

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今回は、Azabu AAI Educational Program (麻布大学動物介在介入教育プログラム)について少しお話します。

このプログラムは、わが国の動物介在療法・活動・教育(動物介在介入)=AAT/AAA/AAE(AAI)に関わる専門家を養成するもので、麻布大学では、平成14年4月から大学院修士課程の学生を対象に実施してきました。プログラムの内容はコチラにあります。

この6年の間に、約30名がプログラムを受講しており、すべての単位を取得した受講生は、修了証(AAI専門家としての認定証)を手にしています。今までに介在動物学(旧動物人間関係学)研究室に所属する大学院生の大半はこのプログラムを履修しており、中には認定証をもって現場で活躍している人もいます(残念ながら全員ではないのですが・・)。

さて、Dennis C. Turner博士(スイス)が先週から講義のために来日しています。ターナー先生は、このプログラムの開発者ですが、
IAHAIOの会長などを務め、忙しいことで世界的に有名な方です。スイスから日本へも大変遠い道のりですが、今回の訪問前にワシントンへ出かけていたそうで、ジェットラグ(時差ぼけ)に大変な様子でした。現在6名の履修候補生が、先生の熱の入った授業に参加しています。また、前年の履修生はレポートを書くにあたり先生とのディスカッションを行ったりしています。

毎年ターナー先生がいらっしゃった際に、ウェルカムパーティを研究室の学生たちが企画準備しており、春には花見、秋にはお団子と、日本らしいおもてなしを工夫しています。今回は、寒くなってきた季節の食べ物「鍋」そしてたこ焼き(大阪名物?)での食事会でした。普段英語を話す勇気がない人も、こういう機会の方が話しやすい(お酒の力をちょっと借りて・・・?)ので、普段より積極的に会話をしているようでした。

この楽しいパーティに参加できなかったイチローくんですが、特別にターナー先生と一緒に写真をとってもらいました。ちょっと緊張気味・・?!
世界のイチローに一歩近づいた!

dennis-ichiro.jpgdennis-party.jpg

スタートから13週目
他の犬たちとの遊びも活発に、そして、沢山のイベントに参加したり、色々な場所に出かけたりと忙しいイチローです。イチローや犬たちの活動の様子は研究室のページ(ドッグチーム)で紹介されています。

飼育週間マニュアル

    健康管理 耳掃除・・・汚れが目立つため病院に連れて行ってます
    歯磨き・・・歯ブラシやガーゼを噛まないように。歯を閉じておとなしく手入れをさせる練習
    環境 バリケン・・・中での吠えはダメというと吠えなくなった
    散歩・・・学内だけでなく学外にも連れていく
    他の犬との遊び・・・興奮しすぎないようにエキサイトしすぎた場合は止める
    オス犬との遊び・・・大河と遊べるようになった。しっかり見る
    担当者以外の人とも遊ぶ機会を作ることで、もっと人のことが好きになるように
    犬と遊ばせる以上に、人と楽しく遊ぶ時間を作る
    食事 現在の体重...17.0kg
    トレーニング 楽しくトレーニング!行動を完成させるのではなく、遊びの中でなど自然にできるとよい
    歩行・・・上手にできるが、状況によっては無理をせずイージーウォークをつける。ひっぱったまま歩かない
    トイレ・・・コマンドで出来るとよいが、場所を考えてさせる
    ダメなことは小さいことでもしっかりと伝え、そのままにさせない

トレーニング達成度・次の目標

    1. イチロー・・・◎
    2. みて・・・△
    3. おいで・・・◎
    4. すわれ・・・◎
    5. ふせ・・・〇
    6. まて・・・〇
    7. とまれ・・・〇
    8. タッチ・・・◎
    9. ハウス・・・◎
    10. とって・・・〇
    11. ちょうだい・・・〇
    12. ひっぱって・・・〇
    13. トイレ・・・◎
    14. ドレス・・・〇
    15. くるま・・・◎
    16. あと・・・△
    17. よし・・・◎
    18. おて・・・◎
    19. アップ・・・◎
    20. おりて・・・△
    21. ごろん・・・△
    22. リード・・・〇
    23. まわれ・・・△
    24. よし・・・◎
    25.  
  • 新 教え始め
  • △ 誘導必要
  • 〇 コマンドとの結び付き不安定
  • ◎ 8割以上成功(慣れた場所、担当者が指示の場合)
  •  8割以上成功(慣れた場所、担当者が指示でない場合)

犬と楽しむCD

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以前、犬に音楽を聞かせたときの生理変化を調べるために、CD製作関係者の方々が実験のために来室されました。犬と一緒にバイオリンの生演奏を聞くことができて、やっぱり生で聞く音楽っていいな~と感じました。犬たちは、人の傍でおとなしく寝そべった様子で、リラックスしているのか、興味がないのか・・?でした。

人は音楽を聴いてリラックスするとα波が多くなり、この効果は音楽療法として取り入れられています。人の生体リズムや自然界には1/fというゆらぎが存在し、そよ風や小川の流れ、人の体もこのリズムで動いていると言われており、心地よさを感じるのです。クラシック音楽などにもこのリズムがあり、人間の脳波や筋肉の緊張をリラックス状態に導くのです。特にモーツアルトの音楽にはこのゆらぎが多くあるそうです。

さて、実験データの結果をみると、音楽を聴く前後で明らかに変化を示した犬がいて、音楽を聴くことで犬の中で何かが変わることが分かりました。この結果から犬がリラックスしていた、とは言えませんが、いつもと違う音、周波数、振動・・に敏感に反応した結果かもしれません。あるいは、飼い主がうっとり聞いてる様子や落ち着いた気分を感じて、犬も安心して落ち着いたのかもしれませんね。

完成したCDサンプルをいただいて聞きましたが、選曲がトロイメライ、カノン、私の好きな曲がたくさんあり十分にゆったりした気分になれました。

そうそう、CDジャケットに使用する写真の公募があり、実はイチローくんの姿もジャケット内にあります。監修に教授が携わっていますが、実験を手伝った学生と犬たちの名前も掲載されるそうなので、ちょっと楽しみですね。

dogdays.jpg
amazon.co.jpより
dogdays-キミとのやさしい時間-
¥ 2,000 (税込)
発売予定日2008/10/22

研究室見学

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今日夕方、数名の学生さんが介在動物学研究室へ見学訪問に見え、O教授から研究室の説明がありました。イチローも教授室に呼ばれ、一緒に説明会に参加。

介在動物学研究室は、もともと動物人間関係学という名前で、人と動物の関係に関するあらゆることをテーマに研究・活動を行っていました。現在は、野生動物学、伴侶動物学と研究室が分かれてそれぞれの研究室において専門的なテーマをもちながら研究を進めています。介在動物学では、犬、馬、イルカなどの動物を扱って人の健康にかかわる人と動物の関係に焦点を当てて研究を行っています。とくに、介助犬育成に関する研究について、O教授は本腰を入れて進めており、説明にも熱が入っていました!学生の皆さんも興味津々な様子で、話を聞いて積極的に質問したりしていました。今後この分野に興味を持った、熱意ある
たくさんの学生さんが来て一緒に研究してくれるといいですね。

イチローもそんな話を真面目に(?)大人しく聞いてましたよ。これからお散歩時間なので、気持ちは明後日の方へいってたかな・・?!


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